歌舞伎町ボーイズ
第8章
8
2019年10月31日午後9時12分。
俺もユキも部屋で寛いでいた。
俺のスマホが鳴る。
コウジからの着信だ。
通話ボタンを押して出た。
「はい」
――ああ、ケン?俺。コウジ。
「何だよ?どうかした?」
――いや。今休憩時間だから、掛けたんだけど。
「おう。何か話すことあるの?」
――まあ、話って言ってもな。……用がなくて掛けることもあるし。
「まあ、そうだね。……コウジ、今、店に人来てる?」
2019年10月31日午後9時12分。
俺もユキも部屋で寛いでいた。
俺のスマホが鳴る。
コウジからの着信だ。
通話ボタンを押して出た。
「はい」
――ああ、ケン?俺。コウジ。
「何だよ?どうかした?」
――いや。今休憩時間だから、掛けたんだけど。
「おう。何か話すことあるの?」
――まあ、話って言ってもな。……用がなくて掛けることもあるし。
「まあ、そうだね。……コウジ、今、店に人来てる?」