歌舞伎町ボーイズ
だが、半グレ仲間など、普通は相手しない。
上から何を命令されるか、分からないからだ。
俺もコウジも歌舞伎町の住人として、この街で遊んで暮らすつもりでいる。
一度、ここに虜になれば、抜け出れないのだし……。
ユキがカクテルを飲みながら、スマホを見ていた。
ラインをやっている。
洗った黒髪をピンで束ねて、アップにしていた。
シャンプーの残り香が漏れ出ている。
嗅ぐと、いい香りだ。
互いに何も言わなくても、時間は過ぎていく。
戻らずに。
日付が変わる前に、軽く眠った。
普段は起きている時間なのだが……。
上から何を命令されるか、分からないからだ。
俺もコウジも歌舞伎町の住人として、この街で遊んで暮らすつもりでいる。
一度、ここに虜になれば、抜け出れないのだし……。
ユキがカクテルを飲みながら、スマホを見ていた。
ラインをやっている。
洗った黒髪をピンで束ねて、アップにしていた。
シャンプーの残り香が漏れ出ている。
嗅ぐと、いい香りだ。
互いに何も言わなくても、時間は過ぎていく。
戻らずに。
日付が変わる前に、軽く眠った。
普段は起きている時間なのだが……。