歌舞伎町ボーイズ
 もうすぐ、どこの店も営業終了である。


 別に用がない輩とは、ずっと用がない。


 俺もいろいろあって、暇がないのだ。


 それこそ、街の半グレなどが、この時間帯には繁華街にいる。


 眠らない街と、必ず眠る人間。


 複雑だった。


 帰ってから昼まで寝よう。


 それから考えればいい。


 そう思い、自宅へと向かう。


 足取りは重たいのだけれど……。





 
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