歌舞伎町ボーイズ
第11章
11
2019年11月1日午後零時45分。
ファミレスに入り、互いに食事とアイスコーヒーをオーダーして、テーブルに座る。
アイスコーヒーが先に運ばれてきた。
タピオカが沈殿している。
ストローの先で吸い取って、噛みしめる。
甘い味がした。
コウジもコーヒーを飲みながら、
「ケン、この街に慣れた?」
と訊いてきたので、
「当たり前じゃん。もう立派な住人だよ。何年経ってると思ってんだ?」
と返す。
「クラープの客にもいろいろいるからな。俺も金蔓見つけないと」
2019年11月1日午後零時45分。
ファミレスに入り、互いに食事とアイスコーヒーをオーダーして、テーブルに座る。
アイスコーヒーが先に運ばれてきた。
タピオカが沈殿している。
ストローの先で吸い取って、噛みしめる。
甘い味がした。
コウジもコーヒーを飲みながら、
「ケン、この街に慣れた?」
と訊いてきたので、
「当たり前じゃん。もう立派な住人だよ。何年経ってると思ってんだ?」
と返す。
「クラープの客にもいろいろいるからな。俺も金蔓見つけないと」