歌舞伎町ボーイズ
 店が開店準備を終えると、午後5時過ぎから客が入り始めた。


 いろんな人間たちが来る。


 俺たちも相手しきれないような、手強い客もいる。


 ユキも今の時間帯から、マックでシフトに入っているだろう。


 互いに休憩中はスマホを使う。


 彼女は商品の製造と廃棄を担当しているから、店の仕組みとかはいろいろと分かっているだろう。


 ユキの勤めるマックはこの近くだ。


 歌舞伎町にはいろんな店がある。


 彼女も決して楽じゃないだろう。


 無法地帯にいるのだから。


 客とビールで乾杯して、いろんなものを頼ませる。


 俺自身、ホストをやっていても、あまり飲めない。
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