歌舞伎町ボーイズ
第18章
18
2019年11月2日午後11時15分。
休憩になり、俺とコウジは他のホストと交代で休んだ。
「ケン」
「どうした?」
「外にはずっと新宿署の刑事がいるよ。尹流グループとぶつかるのかな?」
「ああ。長年、あのデカさんたちも手をこまねいてたからな。いざとなりゃ、一斉摘発だろ」
「警察も本気だろうね」
「うん。俺もそう思う」
頷き、手にしていたグラスに口を付けて、ミネラルウオーターを一口呷る。
コウジもビールを飲みながら、強張っていた手足を伸ばし、ゆっくりしていた。
互いにいろいろあっても、一緒だ。
高校退学以来、ずっと行動を共にしてきた。
2019年11月2日午後11時15分。
休憩になり、俺とコウジは他のホストと交代で休んだ。
「ケン」
「どうした?」
「外にはずっと新宿署の刑事がいるよ。尹流グループとぶつかるのかな?」
「ああ。長年、あのデカさんたちも手をこまねいてたからな。いざとなりゃ、一斉摘発だろ」
「警察も本気だろうね」
「うん。俺もそう思う」
頷き、手にしていたグラスに口を付けて、ミネラルウオーターを一口呷る。
コウジもビールを飲みながら、強張っていた手足を伸ばし、ゆっくりしていた。
互いにいろいろあっても、一緒だ。
高校退学以来、ずっと行動を共にしてきた。