歌舞伎町ボーイズ
 いつでも使えるように。


 俺たちは基本的に夜眠らない。


 寝るのは、朝方のわずかな時間だけだ。


 本来なら、短眠はよくないのだろうが……。


 クラープは盛り上がっている。


 女性客たちは、高い酒ばかり注文していた。


 まさに欲望の捌け口なのだろう。


 もちろん、常識で考えても、あまり意味のない行動だとは思うが……。


 単に店の経済が潤うだけで……。


  
< 90 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop