指輪の魔法がとけた時
「言っている意味がわからないんだが」
困惑している慎に、私は心にためこんでいた言葉を一気に捲し立てた。
「指輪は俺に返されても困るって前に私にいったわよね?」
「あぁ」
「本来渡すべき相手には渡せないからあの指輪は慎にはもう必要がないってことなんでしょ?」
「えっ?
えっと…言ってる意味がよくわからないんだが…」
私から離れた慎が起き上がってベットに座り、私を抱き起こして同じように座らせて私の目をじっと見つめた。
「俺は渡すべき相手に渡したつもりなんだが。
あすかにはめてほしいから俺に返されても困るといったつもりなんだけど」
困惑した顔の慎が額に手を当てて何かを思案していた。
困惑している慎に、私は心にためこんでいた言葉を一気に捲し立てた。
「指輪は俺に返されても困るって前に私にいったわよね?」
「あぁ」
「本来渡すべき相手には渡せないからあの指輪は慎にはもう必要がないってことなんでしょ?」
「えっ?
えっと…言ってる意味がよくわからないんだが…」
私から離れた慎が起き上がってベットに座り、私を抱き起こして同じように座らせて私の目をじっと見つめた。
「俺は渡すべき相手に渡したつもりなんだが。
あすかにはめてほしいから俺に返されても困るといったつもりなんだけど」
困惑した顔の慎が額に手を当てて何かを思案していた。