お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「それよりもさー、杞羽あんたソレ気づいてるの?」
「ソレ……といいますと?」
何やら首元を指差している。
え、首元に何かあるのかな。
「まさか気づいてないと?」
「……?」
いま自分で確認しようにも、首元は自分じゃ見れないし、鏡か何かないと。
「わざと目立つようにつけられてるよ」
目立つ?つけられてる??
「ったく、あんた最近春瀬先輩と何やったのよ」
「え??」
「まさか付き合ってないのに身体の関係持ったとかじゃないでしょーね?」
「へ……っ!?な、なんでそうなるの!?」
「え、何そのリアクション。まさか……」
「いやいや!!何もないけど!!」
全力で否定するために首を横にブンブン振って、ついでに手も振って、何もないってアピール。
「だったら、なんでそんなマークつけられてんのよ」
「マーク?」