お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
この出来事を沙耶に話してみたら。
「えっ、何その展開は。ってか、それもしかして夢じゃなかったりして」
「ま、まさかまさか!!だ、だってだって、めちゃくちゃ大人なキス……してたもん……!!」
思い出したら顔から火が出そう。
でも、気のせいかもしれないけど、唇に残る感触が妙にリアルっていうか。
昔、誰かから聞いたことあるのは、初めてしたキスの感触はなかなか消えないって。
「へ〜大人なキスね〜。ってか、もしそれが夢だったら杞羽めっちゃ欲求不満みたいじゃん」
「なっ!!そ、そんな恥ずかしいことフツーに教室で口にしないで……!!」
「ハレンチ杞羽ちゃんになっちゃったのか」
「そんな呼び方しないでよぉ……っ」
ハレンチ杞羽ちゃんなんてひどい。
ってか、暁生先輩とかそんなあだ名つけてきそうだし。
って、今はそんなことどうだっていい!!