お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
お隣さんはまさかの。
朝登校してきた道順でマンションへと帰る。
エントランスを抜けて、エレベーターに乗りあっという間に2階に到着。
エレベーターを降りてから、少し真っ直ぐ歩くと柱があって、そこを曲がればすぐに自分の部屋に着く。
今日の晩ごはん何にしようかなぁ……なんて、献立を頭の中で考えながら柱を曲がると……。
「え……うえっ!?」
かなりびっくりして変な声が出てしまった。
いや、だって目の前になんかすごい光景があるといいますか。
ちょうどわたしの部屋の隣……つまり202号室の扉の前で、しゃがみ込んでいる人がいる。
な、何してるのこの人。
不審者かと疑ってしまう。
なるべく関わりたくない。
でも、ここの202号室の前を通過しないと自分の部屋までたどり着けない。
あれ……でも、この人の服どこかで見たことあるような……。
って、わたしの学校の制服じゃない!?