お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
どうせ、暁生先輩にとってわたしなんかただの面倒見のいい都合のいい存在くらいにしか思われてないんだ。
きっと、美人で年上で、甘やかしてくれる、大人の女の人がいいんだ。
……わたしなんかとは正反対の。
なんかマンションに帰るのが嫌になってきた。
というか、先輩と顔を合わせたくない。
胸に鉛を抱えたみたいに重苦しいものが何かわかんなくて、全然晴れないから嫌になってくる。
いいもん…先輩がそういう女の人と遊んでたってカンケーないもん。
だいたい、あれだけ見た目かっこよくて完璧なら女の人が放っておくわけがない。
彼女の1人や2人いたっておかしくない。
ただ、わたしが知らないだけの話。
いろんな女の人を知っていそうで、きっとキスとかそれ以上とか、ぜんぶ慣れていて。
だから、これ以上
はまっていったら、いいことない……。