お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
どうせ帰ったって暁生先輩と顔を合わすこともないだろうし、変に意識してるこっちがバカみたい。
そう思いながら、1人で学校を出て久しぶりに自分のマンションの部屋へと帰ることに。
たった1週間くらいしか経っていないのに、なんでかすごく久しぶりに感じる
…なんて思いながらエレベーターを降りて、部屋に行くために柱を曲がった直後。
「……えっ」
タイミング最悪。
ってか、なんでこんなところに。
「……あー、帰ってきた」
わたしの姿を見つけると、扉の前でしゃがみ込んでいた……暁生先輩がゆっくり立ち上がった。
「なんで、こんなところに……」
偶然ここで待ってたの?
それとも毎日こんなふうに、わたしが帰ってくるのを待ってたの?
まさかそんなわけ……。
だって連絡も何1つなかったのに。