お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



「……やっ、まって……」


ぜったいおかしいし、なんで先輩がいきなりこんなことしてくるのかわかんない。


抵抗するために必死に手で押し返すけど、それは効果がなくてあっけなく拘束される。


「……ま、まっ……」


「……喋るとキスしにくい」


次第にどんどんキスが深くなっていくから、身体に力が入らなくなってくる。


膝に力が入らなくて、足元から一気に崩れそうになったら、今度は地面から身体がふわっと浮いた。



「……んっ、やっ……だ」


わたしを抱き上げても、唇は離してくれない。

グッと唇を押し付けられて、
わざとらしく、チュッと唇を吸うように音を立てて。



気づいたら、先輩がいつも寝ている寝室に来ていて、ベッドの上に下ろされた。


身体がゆっくりベッドに沈む間も、キスが止まることはなくて。


押し倒されて少ししてからも、甘いキスはずっと続いたまま。


「あ、き……せんぱ……っ」


「……ちゃんと俺に応えて」

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