お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



***


「それじゃ、とりあえずお風呂入ってきたら?」

「ぅ……でも着替えない…です」


制服姿でそのまんま先輩の家に来ちゃってるから、着替えとかまったく何も無い状態。


というか、やっぱり泊まるなんてダメなんじゃ…っていまだに葛藤してる自分もいたりする。


でも、結局後戻りできない状態…みたいな。



「俺のシャツ貸してあげるから」


そう言われて、真っ白なだいぶ大きめのサイズのTシャツが渡された。

それと丈が長すぎるくらいのズボンも一緒に。



と、とりあえず……何も起こるわけない……何もないない……と邪念を払ってお風呂場へダッシュ。


なんかもういろんなことが一気に起こりすぎて頭の中が整理できてない。


ってか、付き合ってもない男の人の家でお風呂を借りて、泊まるなんてそもそも常識的にありえないじゃん……。


なんて後悔しても時すでに遅し。

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