お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



ささっとお風呂に入って、出てみると着替えの上に置かれたバスタオルが目に留まる。


……先輩が用意してくれたのかな。


警戒してたから何もなくて
ちょっとだけホッとした。


先輩が普段着てるであろう、大きな白いTシャツ。


自分の髪から先輩と同じ匂いがして、おまけにTシャツを着てみたら、もっと先輩の匂いに包まれて。


「うぅ……ダメだ、なんでドキドキしちゃうの……っ」


胸に手を当てると心臓の鼓動が明らかに速い。


せっかくズボンを用意してくれたけど、正直Tシャツ1枚でワンピースになってるから、これでいいかな…と。



洗面台のそばに置いてあったドライヤーを借りて、髪を乾かしてから先輩がいるであろうリビングへ。


「……あれ、先輩いない」


リビングはシーンと静まり返っていて人の気配がない。

どこかいっちゃったのかな。

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