お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
壁にかかる時計を見たら、もう夜の10時を過ぎていた。
だから外に出かけたわけではない…かな。
だとしたら寝室でもう寝てるとか?
はっ……!
というか、わたし今日ここに泊まるわけだけど、いったいどこで寝ればいいんだろう。
ベッドは1つしかないだろうし、別に布団があるわけでもなさそうだし。
まさか床でそのまま寝てなよ的な?
暁生先輩なら言い出しそう。
と、とりあえず寝室のほうに行って、せめてタオルケットくらい貸してくれないか頼んでみないと。
寝室に入ってみると、ベッドに横になってる先輩を発見。
あぁ、寝ちゃってる。
目を閉じてスヤスヤ寝てる寝顔。
部屋全体は暗いけれど、ベッドのそばにある灯りがぼんやりついてるおかげでよく顔が見える。
ベッドのそばにしゃがみ込んで
少し顔を近づけてみる。
……きれいで、かっこいい。
素直にそう思った。