お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



危険に笑ったその顔は

きっと、何をしてもわたしが拒否しないって確信してる。



「誘ってない、です……」


「……そんな格好してよく言うね」


わたしの腕をつかんだまま、ゆっくり体を起こして、今度は強く腕を引いてきた。


グラッと揺れた身体を支えるために、
ベッドに膝をついて先輩の肩に手を置く。


少し下に目線を落としたら、間近に先輩のきれいすぎる整った顔。


「……こんな薄いシャツ1枚で」


「だ、だって貸してくれたのこれだけ…だったじゃないですか……っ」


「下も貸したけど?」


「Tシャツすごく大きいから……ワンピースになるかなと思ったからいらないかなって」


思ったことを素直に言ったら。


腰に回っている手が下に動いて、
太もものあたりを軽く撫でてきた。



「そーゆー格好ってさ、見えるか見えないか絶妙なラインだからそそられんの、わかる?」

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