お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



おまけにTシャツの裾をまくり上げて、なんでかそのまま手が中に入ってくるから。


「……やっ、何して……っ」


肩に置いている手に力が入って、同時にこれはダメだって意味を込めて押し返す。


「……肌やわらかい」

「っ、」


ブワッと熱が上がってくる。

触れられてるところが熱を持って、それが伝染するみたいに広がって


あっという間に顔も身体も熱くなる。



「……声我慢しなくていーよ」


やだ、ほんとにやだ。
こんな流されてばっかりで、されるがままになっちゃうのが。


なのに、先輩の触れてくる手とかが、なんでか気持ちよくて抵抗できなくて。



変な声が出そうになるのを抑えるのに必死で、思わず片方の手で口元を覆った。


するとそれに気づいた暁生先輩は……。



「そんなに我慢したいなら……手伝ってあげよーか」


フッと笑った顔が見えたと同じくらい。

手が簡単にどかされて塞がれた唇。

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