お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「なーに言ってんの。わたしが言いたいのは、そんな選び放題の春瀬先輩が杞羽に手出してるってことは、少なからず興味があるからでしょー?」
「興味……なさそうなのに?」
「いやー、そもそも興味なかったら相手にもしないんじゃない?自分から攻めるタイプでもなさそうだし。春瀬先輩ってなんもしなくても女寄ってくるだろうし」
「からかうのが愉しいだけ…とか」
ダメだ。
今は何言われてもネガティブなことしか思いつかない。
「もういっそのこと好きだって伝えちゃえば?それでダメなら幼なじみくんに逃げるとか」
「振られるのわかってるもん」
「当たって砕けろとか言うじゃん?」
「砕けたら修復不可だよ……」
自分にもっと自信があったらいいのに。
少しでも顔が可愛いかったり、スタイルがよかったら自信につながるのに。