お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
わたしが引っ越した先は5階建てのマンションで、わたしの部屋があるのは2階。
ラッキーなことに角部屋が空いていたので即決めて、昨日荷物などを運び、今日ようやく荷物をすべて開封してある程度生活できるまでになった。
とりあえず、明日は入学式なので遅刻してはいけないと思い早めに眠りにつくことにした。
***
翌朝……。
枕のそばに置いてあるスマホのアラームが繰り返し鳴っている。
手探りでスマホを探しながら、うるさい音を止めるために、まだ眠くて開かない目を細めて画面を見ながら表示されている停止を押す。
「ん……あさ、か……」
いつもはお母さんに起こしてもらっているので、1人で起きるのはなかなか苦労する。
眠い目を擦りながら、なんとかベッドから出て身支度を済ませる。
朝ごはんは簡単に昨日買ってきておいたコンビニのパンを食べる。