お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
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言葉どおり、千里はすぐにマンションに来てくれた。
「んで、何があったんだよ?」
部屋に通して、リビングのテーブル1つ挟んで正面に千里が座る。
なんかこれだと取り調べされてるみたいじゃん……。
って、今はそんなことどうでもよくて。
「にしてもすげー顔だな」
「うぅ……こんな顔、千里にしか見せれない……っ」
最強にブサイクすぎて、こんなの他人に見せられない。
鼻をズビッとすすって、目をゴシゴシ擦っていたら。
「ほら、いい加減泣きやめ。俺が来てやったんだから、話ぐらい聞いてやるから」
近くにあったティッシュを取ってくれて、慰めてくれるめちゃくちゃ優しい千里。
口調はちょっと乱暴だけど、こうやってすぐにわたしのために駆けつけてくれるところは昔と全然変わんない。