お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



「えっ、ちょっ……まっ……」


沙耶がバーンと扉を開けて、中を覗き込んでみたら全然知らない男女が何人かいる。


え、何これ何これ。

入る部屋間違えたんじゃ……。



「さ、沙耶これ何……っ!」


「何って合コン」


「ゴ、ゴウコン……?」


聞き慣れないワード。

理解するのに数秒かかって、その間に沙耶はわたしの手を引いて部屋の中へ。



「梨花〜!遅くなってごめんね!」


「いいよいいよ、ぜーんぜん!今始まったところだし〜?」


いやこの梨花って子、誰だし!
なんかフツーに挨拶してるけど沙耶の知り合い?



「あっ、その子が杞羽ちゃん?」


「そーそ。どう、可愛いでしょ?」


「さっすが沙耶が推してるだけの子だね〜!めちゃくちゃ可愛いよ〜!」


「でしょでしょ〜?」


な、なんかわたしとんでもない場所に連れてこられちゃったやつじゃん。

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