お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「杞羽を目の前にしたらブレーキのかけ方わかんなくなるし。気づいたら夢中になって止まらなくなるし」
「だからって付き合ってもないのに、キスとかダメですよ……っ」
思い返してみれば、付き合ってもないのに先輩は平気で身体触ったりキスしてきたりしてたし。
「もー付き合ってるからいい?手出しても」
「ほ、他の子にはしちゃダメ……ですよ」
なんだかこの先とっても不安。
先輩ってネコみたいに気まぐれだから、わたしのこと飽きちゃったら違う女の子のところにいっちゃいそうで。
「杞羽しか興味ないのに?」
「とか言って今日合コンに参加してたじゃないですか…っ」
なんだかぜんぶ疑いにかかっちゃう。
「それなら杞羽だって参加してんじゃん」
「わ、わたしは合コンだって聞いてなくて」
行ってみて知ったんだもん。
それまでまったく聞かされてなかったし。