お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「そんな気にしなくていいよ」
あれ、先輩って意外と優しいこと言ってくれ……
「そのうち俺が大きくしてあげるし」
「はい……?」
嘘、前言撤回。
「彼氏の役割ってことで」
「ひっ、どこ触ってるんですか……!?」
明らかに手の位置おかしいから。
なんでさらっと触っちゃってるの……っ!
「ってか、そんな小さくないじゃん」
あ、ありえない……っ!
気づいたらそばにあった枕を思いっきり先輩の顔面に投げつけていた。
「痛いんですけど杞羽チャン」
「触るなんて論外です……っ!!」
「別に大きさ確かめただけなのに」
悪びれた様子もなく枕をポイッとベッドの上に投げ捨てて、またグイグイ近づいてくる。
「それに、もう杞羽は俺の彼女になったわけだし。ちゃんと俺の相手してくれないと」