お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
半同棲みたいな。
「えー、なになに。散々こじれたくせに気持ち伝え合ったらあっさりくっついたわけー?」
「そんな言い方しないで祝福してよぉ……」
夏休みが明けて数日の9月の上旬。
学校が始まって、あらためて沙耶に先輩と付き合いだしたことを報告。
じつは合コンを抜け出した翌日、沙耶から勝手に抜けたことのお叱りの電話がかかってきて、そこで簡単にだけど告白したことを伝えた。
夏休み中はわたしと沙耶の予定がなかなか合わなくて、会える日がなかった。
なので学校が始まって落ち着いたので、ようやくしっかり話すことができた。
「いや、祝福してないわけじゃないけどさー。あんだけこじれてたくせにー」
「そ、それはそうだけど……っ!」
「んで、しかも謎の怪しい美女が春瀬先輩のお姉さんだったって、なんつーオチよ」
それはきちんと確認しなくて、勝手に突っ走って勘違いしたわたしが悪いけども!