お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
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午前の授業が終わり、迎えたお昼休み。
沙耶とお弁当を食べようとしたんだけど、廊下のほうを見たら見覚えのある人が……。
「ほーら、旦那が迎えに来てるじゃん?」
「もう沙耶ってば、面白がるのやめて!」
なんでか暁生先輩がいた。
どうしたんだろう。
先輩がわざわざわたしの教室に来るなんて。
もしかして会いに来てくれたのかな…とか僅かな期待を持ってみるけど。
あぁ、でも先輩のことだからお腹空いたから来たとか言いそう。
とりあえずそばにいってみないと。
「……杞羽」
「ど、どうしたんですか、お腹空いたんですか?」
たぶん、何か困ったことがあって来てるに違いない。
そうじゃなきゃ、面倒くさがり屋の先輩がここに来るわけないし。