お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



「声我慢してんのかわいーね」


唇を柔く噛んで、わざと音を立てて繰り返しキスを落としてくる。



「杞羽がどこ触られたら声出ちゃうとか知ってんの俺だけだもんね」


「ひゃっ……ぁ、そんなとこ触っちゃダメ……っ」


スカートを少しだけ捲り上げて、太もものあたりを手で撫でてくる。



やだ、なんでこんなところ触るの……っ。
焦らすような撫で方におかしくなりそう。


「……そんな可愛い声、俺の前でしか出しちゃダメじゃん」


「そ、そんなこと言われても……やぁ……っ」


口元を手で覆うけど、そんなことしたら暁生先輩がもっと声を出させるように触れてくるから。



「……杞羽気づいてる?」


「ふぇ……っ?」


手はそのまま。
唇に落ちていたキスは今度は耳や首筋に落ちてくる。


「……身体けっこー敏感だってこと」

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