お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



もうすでに買ってそうだし、否定したところで遅いかもだけど。


「杞羽は俺のだって他のやつに見せつけるいい機会だったのに」


「見せつけなくていいですもん」


帰ってきてからわたしの機嫌がこんな感じだから、暁生先輩まで機嫌悪くなってる。



「……杞羽全然かまってくれないじゃん」


「先輩ベッタリしすぎですもん……っ」


ベッドに横になってる今も、わたしは先輩のほうに背中を向けたまま。


だから、かまってほしい暁生先輩がわたしを後ろからガッチリ抱きしめて、かまってアピール。



「杞羽だから触りたいのに」


「うぅ、だからって人前では……っ」


「今日帰ってきてからいっかいもキスさせてくれないし」


暁生先輩ってぜったいキス魔。
隙があればいつでもチュッてしてくるし。

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