お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



そして、結局いつもどおり先輩の腕の中で眠って、翌朝を迎えると。



いつも決まった時間にアラームが鳴ると、ぜったい先に起きるのはわたし。


先輩はまったく起きようとしない。


こんなに騒音みたいな音でも起きないんだけど。



「暁生先輩、朝ですよ。起きてください」


わたしが呼びかけると。


「……ん、きう……?」


ぜったい目を覚ましてくれる可愛いところもあったり。


あんなにアラームうるさくても全然起きないくせに、わたしの声だとすぐに起きてくれる。



そして起きたらお決まりのギューッ。



「おはようございます……っ」


「ん、おはよ」


たまに寝ぼけた先輩が暴走して止まってくれないときもあるけど、毎朝いつもこんな感じ。


ほんとに半同棲というか、もうほぼ同棲しちゃってるようなものだけど。

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