お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
嫉妬とキスとわがまま。



季節は夏が終わって秋に突入。

気づけばもう10月に入っていて。


今日は学校の文化祭。


わたしたちのクラスは大した出し物はなくて、フツーに教室の中で楽しめる縁日。


女の子限定で、浴衣を借りて着ることができて、朝から髪のセットやメイクに気合いが入ってる子たちがたくさん。


そんな中、わたしはお気に入りのピンクの可愛い浴衣を見つけてクラスの子に着せてもらって、それだけで満足してる。



「杞羽ちゃんはメイクとかしないの〜?」


クラスでもダントツに可愛い、日菜ちゃんに声をかけられた。


「あっ、うん。わたしメイクとかしたことなくて、やり方もわかんないからこのままでいいかなって」



「えぇ〜それじゃもったいないよぉ!せっかくの文化祭だから気合い入れて可愛くしないと〜!」


なんて言われて、日菜ちゃんが親切心なのか髪とかメイクとかぜんぶやってくれた。

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