お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
そんなこんなで、ささっとグラタンを作り終えて、サラダとロールパンもテーブルに運び終えて晩ごはんスタート。
市販のクリームソースを使ったから美味しいとは思うけど、不味いとか言われたらどうしよう。
先輩、言いたいこと遠慮せずにはっきり言いそうなタイプだから。
先輩が口に運ぶのをジーッと見て反応を伺うけど、びっくりするくらい無反応。
かと思えば、よほどお腹が減っていたのか食べ進める手が止まらない。
こ、これは美味しいから食べてくれてるのかな?
「あの、味とか大丈夫ですか?」
「……」
えっ、無視??
というか、食べるのに夢中でわたしの話聞いてなくない!?
そしてあっという間に完食。
わたしなんてまだ半分も食べていないのに。
「ねー、杞羽」
「な、なんですか?」
「俺のお嫁さんになって」
「っ……!?はい!?」
マカロニが喉で詰まって、そのまま口から飛び出してくるところだった。