お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
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そんなこんなで、朝はとてもゆっくりで
いつも遅刻ギリギリになっちゃう。
そして、無事に終業式がおわって、
明日からは短いけど冬休み。
「はぁ〜、ほんと春瀬先輩と杞羽は相変わらずラブラブだね〜。羨ましい〜」
今日は学校帰り沙耶と買い物をして、カフェでお茶をしてる。
「ラブラブ…なのかな」
「あのねぇ、そもそも世の中の高校生カップルは同じベッドで毎日寝ませーん」
「ちょっ、大声でそれ言うのやめてよ!!」
あらためて口に出されるとすごく恥ずかしいんだけど!
「何言ってんの、事実じゃない〜。こりゃ、春瀬先輩が卒業したら結婚か?」
「いやいや、結婚とかそんな現実味ないし」
高校生であるわたしたちに、結婚なんてワードはまだまだ早いような気がする。
「もういっそのこと子供作っちゃえば?」
「ぶっ!!」
飲んでいたミルクティーを噴き出しそうになった。