お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



わたしをジーッと見つめたまま。

目が少しとろーんってなってる。
寝起きだから…かな。



「え、えっと……起きましたか?」


すると、急になんでかニッと笑って。



「……杞羽チャンかーわい」


「へ?」


えっ、なんか先輩ちょっとおかしくない!?


いや、いつもちょっとくらいおかしいときはあるけど、いきなりどうしたの!?



「……なーに、そのエロいかっこー」


「え、えっ?いつもと同じ部屋着……」


「……キャミソール見えてる」


なんて言いながら、キャミソールの紐に手を伸ばしてグイッと引っ張ってくる。



「えっ、やだやだ、
どこ引っ張ってるんですか……っ」


「……どこだっていーじゃん」


「よくないです…!」



やっぱりいつもよりおかしい。

急に可愛いとか言い出したり、こんなことしだすなんて。

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