お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
撫でられて、触れられるだけで身体がゾクゾクしてくる。
抵抗したいのに、身体は反して言うことを聞いてくれなくて力も全然入んない。
「……なんでそんなかわいーの」
「っ……ぅ」
縛られて身動き取れないし、
キスのせいで息が荒くなるし、
なんでか瞳にジワリと涙がたまるし。
もういま自分がどんな顔してるかなんて、見たくもないし見られたくもない。
こんなのじゃ心臓がもたない……っ。
そう思った直後。
先輩の手がピタッと止まった。
そして、いきなりわたしの上にドサっと倒れ込んできた。
え、え……?
今度はいったい……。
「うっ、重い……重いです……っ」
全体重をわたしに平気でかけてくるから、重くて仕方ない。
とりあえず両手首を使ってグイッと目の前にある先輩の身体を押して、隣にドサっと倒した。
「え……。ね、寝てる?」