お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



そのまま時間はどんどん過ぎていき……。


「先輩のバカ……っ。
何も連絡してこないじゃん」



引いたのはわたし。


でも、本当は期待してた。


なんで俺の部屋に来ないのとか、杞羽がいないとさびしいとか……言って欲しかったのに。



その期待は見事に裏切られて、その日は1人さびしく広いベッドで眠った。


そんな生活が3日くらい続いた。


先輩がそばにいないだけで、わたしは見事に寝不足。



せっかくの土曜日なのに、あんまり寝てないせいで頭は痛いし身体が重い。


頭痛薬でも飲んで、眠くなったらちゃんと寝ないと身体を壊しちゃいそう。



もういいや、先輩のことなんて考えるのやめちゃえば。



バタッとベッドに倒れ込んで、ギュッと目をつぶる。


何も考えたくないのに、浮かんでくるのは先輩の顔ばかり。

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