お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「誘ってる……って?」
「……こーゆーことするってこと」
服の中に手が入り込んできて、じかに先輩の少し冷たい手が肌に触れる。
お腹のあたりを撫でて、
その手がどんどん上がっていって……。
「っ、うわ……なんで今日に限って何もつけてないの」
撫でる手が戸惑って、ピタッと止まった。
「だ、だって先輩来るなんて思ってなくて……っ」
「あー……もうほんと無理。
我慢とか苦手なんだって……」
ほんとにびっくりするくらい、先輩の表情がめちゃくちゃ崩れてる。
余裕なさそう、……というかつらそう。
「杞羽が怖がることしたくないから、触れないように避けてたのに」
「え、えっと……」
「こんな誘い方ずるいって……。ここで我慢できるほど、俺は出来た人間じゃない」