お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「お、おはようございます」
ボーッとして、こっちを見てる。
先輩は普段からこんな感じだけど、寝起きはさらにゆるゆるしてる感じが増してるというか。
「ん、おやすみ……」
「え??」
おはようって言ったのになんでおやすみ!?
ってか、また寝ようとしてるし!!
「寝ちゃダメですって…!」
こうなったらベッドの上に乗り込んで、意地でも起こすしかない。
……と、思ってベッドの上に乗ったら、バランスを崩してしまって、先輩の身体の上にダイブしてしまった。
「……朝から大胆だね、杞羽チャン」
「なっ、違います!!」
「んじゃ、どーして俺の上にのってるの?」
「これはっ、バランス崩しただけです」
早く退きたいのに、先輩の長すぎる腕が両方とも腰に回ってきてて動けないし。
「なんか杞羽って抱き心地いい……」
「は、い??」