お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
━━━なんて、こんな会話をしていたのが朝のこと。
そして迎えたお昼休み。
まさかのまさか。
作ってきたお弁当を沙耶と席で食べようとしたとき。
「きーう」
なんとびっくり、廊下のほうになぜか春瀬先輩がいるではないか。
う、うそっ。
なんでわたしの教室に来ちゃってるの!?
しかもそんな入り口のところから名前呼ばないで……!!
めちゃくちゃ目立ってるから!!
「ほーら来た。やっぱり杞羽に会いたくて来たんじゃない?」
「いや違うから!」
「んじゃ、なんでわざわざここに来るの〜?杞羽から聞いた話だと春瀬先輩って面倒くさがりなんでしょ?そんな人がわざわざフロアも違う他学年の教室に来るかね〜」
「そ、それはなんで来たのかわかんないけど」
わたしが沙耶と話している間に、先輩は3人くらいの女の子に囲まれていた。