お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「え、えっと、何か……?」
クラスメイトたちの視線が若干……というか、かなり痛いので、さっさと用件を聞いて立ち去ってもらわないと。
ジーッとわたしの顔を見たあと。
「……ひぇ!?な、なんですか!?」
なんでか、
いきなり先輩がわたしのほうに倒れてきた。
とっさに支えたのはいいものの、はたから見たらこれじゃ抱き合ってるみたいに見えるし!!
クラス内がザワッとしたし!!
「ちょ、ちょっ、先輩……っ!!」
「お腹……すいた」
「は、はい??」
「お腹すいた」
いや、2回も言わなくてもわかるけど。
え、まさかここに来た理由って……。
「なんかちょーだい」
お昼食べるものがないから来たんじゃ?
ってか、子どもじゃないんだから自分でどうにかしてほしい。