お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「……もしかしてなんか意識してる?」
「へっ!?」
「安心しなよ。杞羽がお風呂に入ってる間に襲いにいくなんてラブハプニングは起こんないから」
「っ!?!?」
えっ、なんでわたしの思考ダダ漏れなの!?
無意識に口に出してないよね!?
「杞羽がもっと色っぽい身体してたら……ね」
上から下までジーッと舐めるように見て、指先がピタッとある場所で止まった。
「……残念ながら、俺もっと大きいほーがすき」
「んなっ!!」
人が気にしてるのに……!!
遠回しに胸の大きさのこと指摘するなんてデリカシーなさすぎじゃん!!
「まあ……杞羽がどうしても襲ってほしいって言うなら……」
「け、結構です!!先輩のバカッ!!」
ソファにあったクッションを顔に投げつけてやって、お風呂セットを持ってリビングを飛び出した。