お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
も、もしかしたら先輩のことだから寝てたり……しないかな。
えぇい、こうなったらバスタオル身体に巻きつけてささっと取りに行っちゃえばいいんだ……っ!
どうせ、わたしなんかに興味ないだろうし。
そっと脱衣所の扉を開けて、リビングのほうへ。
どうか先輩がいませんように……!って願いながらリビングの扉を開けた。
「あ……よかった、いない」
リビングは空っぽで、先輩の姿はない。
ソファの上にはわたしの部屋着が入ってる袋があった。
しめしめ、このまま袋を取って脱衣所に戻っちゃえばこっちのもの━━━━━。
「……そんな格好で何してんの?」
「んえ?」
あとちょっとだったのに……。
後ろから聞こえてきた声に終わったと思った。
恐る恐る振り返ってみたら、そこにいたのはもちろん……。
「は、はるせ、せんぱい……」
「ずいぶん大胆な格好してんじゃん」