お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
「だぁぁ!!もうわかったわかった!!今の杞羽の反応見てわかったから充分だ!」
千里が顔を若干赤くして、静止の声をあげた。
な、なんで千里が赤くなってるの。
「ただ、お前を杞羽の彼氏とは認めないからな!!」
えぇ。
あなたはわたしのお父さんですかって感じじゃん。
「み、認めてもらえなくても、わたしは春瀬先輩が好きなんだから……!!」
フツーに告白しちゃったみたいになってるけど、今のは勢いと流れ的な……ね?
「俺は認めねーから。杞羽のこといちばんそばで見てきて、いちばん理解してるのは俺だし。
そんないきなり出てきたわけのわからない変態に杞羽を渡せるかよ」
「木野クン。変態って失礼じゃない?」
「う、うるせー!お前どうせ身体目当てとかで付き合ってんだろ!?」
か、身体目当てって……。
残念ながら先輩の理想とはかけ離れた体型だから、そんなこと言われてもわたしが恥ずかしいだけなんだけど!!