君が遺した最後の手紙は
Episode2
先行く不安
☪︎
「美結…ごめん……」
学校に行くと、唐突に月華が謝ってくる。何かあったっけ?
「昨日文化祭の実行委員決めがあって」
嫌な予感がする。昨日は少し熱が高かったから学校を休んだのだ。
「美結の分、私が引いたんだけど…その…当たっちゃってさ…」
「まじか…」
「本当にごめんね〜…普段はくじなんて当たんないのに…」
「大丈夫だよ。結局誰かが引き受けなきゃなんだからさ」
「みゆう〜!!ありがとう〜!!」
勢いよく月華が抱きついてくる。なんだか妹っぽくて可愛い。
「ちなみに男子のペアは林田くんだよ…」
「はやしだ…?あぁあの人気な人」
「え、めっちゃ美結冷静じゃん〜、林田くん、イケメンだけどめっちゃ塩だしやる気ないらしいよ?性格残念」
「そうなんだ〜」
私はただ、業務をこなせばいいだけだから。部活に行けないのが遅れちゃうのが嫌だけど。
「部活では林田くん真剣でほんとに格好良いのになぁ…」
「なんで月華が林田くんの部活こと知ってるん?」
「いやなんで美結は知らないのよ…バド部だよ?林田くん。」
「ふぇ!??」
はやしだ、林田…希翔……あ、いた気がする。先輩たちがイケメンきた!!って興奮してたような気がする。
「…思い出した」
「その前になんで忘れてるのよ」
「うーん…男子に興味が、ない?関わりないし。」
「おーい…JKー…」
本当に興味と関わりもないのだ。例え私に好きな人が出来たとしても、「あのこと」がきっと脳裏をよぎってしまうし、「あのこと」が私を縛って、相手のことも縛ってしまうがするのだ。
「青春は彼氏だけじゃないっ」
「そうだけどさ〜」
「青春は彼氏だけじゃないっっ!!」
自分に言い聞かせるように、高々に言い放った。
「美結…ごめん……」
学校に行くと、唐突に月華が謝ってくる。何かあったっけ?
「昨日文化祭の実行委員決めがあって」
嫌な予感がする。昨日は少し熱が高かったから学校を休んだのだ。
「美結の分、私が引いたんだけど…その…当たっちゃってさ…」
「まじか…」
「本当にごめんね〜…普段はくじなんて当たんないのに…」
「大丈夫だよ。結局誰かが引き受けなきゃなんだからさ」
「みゆう〜!!ありがとう〜!!」
勢いよく月華が抱きついてくる。なんだか妹っぽくて可愛い。
「ちなみに男子のペアは林田くんだよ…」
「はやしだ…?あぁあの人気な人」
「え、めっちゃ美結冷静じゃん〜、林田くん、イケメンだけどめっちゃ塩だしやる気ないらしいよ?性格残念」
「そうなんだ〜」
私はただ、業務をこなせばいいだけだから。部活に行けないのが遅れちゃうのが嫌だけど。
「部活では林田くん真剣でほんとに格好良いのになぁ…」
「なんで月華が林田くんの部活こと知ってるん?」
「いやなんで美結は知らないのよ…バド部だよ?林田くん。」
「ふぇ!??」
はやしだ、林田…希翔……あ、いた気がする。先輩たちがイケメンきた!!って興奮してたような気がする。
「…思い出した」
「その前になんで忘れてるのよ」
「うーん…男子に興味が、ない?関わりないし。」
「おーい…JKー…」
本当に興味と関わりもないのだ。例え私に好きな人が出来たとしても、「あのこと」がきっと脳裏をよぎってしまうし、「あのこと」が私を縛って、相手のことも縛ってしまうがするのだ。
「青春は彼氏だけじゃないっ」
「そうだけどさ〜」
「青春は彼氏だけじゃないっっ!!」
自分に言い聞かせるように、高々に言い放った。