君が遺した最後の手紙は

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大切な人なんてもう作らないつもりでいたのに気付けばまた親友を作っている自分がいる。

また私の前から姿を消してしまうの?

失うことが怖い。

大切な人は誰にも代えられない存在で、生きていくにつれて少しづつ増えていく。

あの子 は私にとって初めての大切な人で、これからもずっと一緒にいられるものだと思ってたのに…。

また卑屈になってる。

過去は過去として受け止めて生きていかなきゃいけないんだよね。そんなことわかってる、わかってるけど過去を事実として受け止められてない私がまだ居て、いつになったらこの呪縛が解けるのか分からない。

あの子のことを絶対忘れられない。

あの子がかけていった私への呪い。

何も出来なかった私がいけないんだ。

ずっとあの子を背負って生きてかなきゃいけないんだ。

どこまで行っても 忘れられない から
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