My Happiness
シャーー…………。

シャワーの水が飛び散る。


―山本君…………。


ふっと脳裏にあの声が響く。

“俺が守るって約束したのにな…………”

どうしても頭から離れない。

―何でそんな悲しそうなの?
―何でそんな切なそうなの?

頬を流れた山本君の涙。

―何で泣くの?



お風呂を出たら悠哉さんが帰ってきていた。

「慧莉、ただいま。」
「おかえりなさい。」

悠哉さんは椅子に座ってカレーを食べている。

「明日の準備をしたら寝なさいね。」
「はい。」

慧莉は階段を上がり、再び部屋に入る。
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