My Happiness
「ねぇ、織原さん。」

間宮さん達が慧莉に寄ってきた。


だいたい内容は予想出来るが、あの慧莉が上手く対応出来るかどうか。



「はい………?」

「単刀直入に言うわ。山本君とはどういう関係なわけ?」

やはり………。

しかし、慧莉にその質問は意味ないよ、

「………クラスメートです。」


ほら。


「ふざけてるの!?正直に言いなさいよ。」

「……………。」


ふざけてなんかないよ、慧莉は。
お前達が慧莉を知らないだけだよ。


それなのに………

「うるさい………。」

「何?速水さん。」

何じゃないよ!

「うるさいんだよ!さっきからうるさいんだよ!クラスメートって言ってるんだからクラスメートなんだよ!山本が好きならコクればいいだろ?さっさと行け!私達に関わるな!」


間宮さん達は顔を真っ赤にし、教室を出た。

慧莉を困らせるからだ。


「フンッ!」


あっ…………なんか………

「眠~。」


私は机に突っ伏した。
< 35 / 41 >

この作品をシェア

pagetop