Dangerous boy
私は仕事が終わって、尚太君がいるsunsetに、向かっていた。

また土日、会えるけれど、それまでの元気のチャージをしに行くのだ。

「尚太君、仕事頑張ってるかな。」


- 心、来てくれたんだ。-


いつものあの優しい笑顔が、目の前に浮かんだ。

すると後ろからふいに、誰かに腕を掴まれた。

「きゃっ!」

「倉本!俺だ。」

後ろを振り向くと、部長が私の腕を掴んでいた。

「えっ?部長?」

なぜ、ここに部長がいるのか、頭が混乱してきた。


「倉本。あの店に行くのか?」

「あの店?」

「遊び人の、バーテンがいる店だよ!」

その言い方に、相手が部長なのに、カチンときた。

「誰の事を言っているのか、分かりません。」

私は、部長から視線を逸らした。


「いつか、一緒にいったバーがあるだろう。確かあのバーテン、宮島尚太って、言ったよな。」
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