Dangerous boy
こうして、私と部長のお昼デートは、幕を閉じた。


その後、土日はあっという間に訪れて、私は夕方にsunsetを訪れた。

「心。」

「尚太君。」

相変わらずの笑顔。

1週間、これの為に頑張っているようなものだ。


そんな時だ。

「あなたが、心ちゃん?」

この前の綺麗なお姉さんが、尚太君の隣に立っていた。

「可愛い人ね、尚太。」

その人に、私を可愛いと言われて、照れる尚太君。

やっぱりこのお姉さんは、尚太君と近しい人なんだ。


「初めまして。尚太の母親の、宮島紗和子です。」

私は自然に、笑顔になった。

「……倉本心です。宜しくお願いします。」

「こちらこそ。」

物腰がとても柔らかそうな人。

どこか、尚太君と同じ匂いがした。


「何が母親だよ。血は繋がってないだろう?余計な事考えないで、さっさと小暮のおっさんと、結婚しろよ。」

私と紗和子さんは、一緒に笑い合った。
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