Dangerous boy
そうだよ。
そうじゃなかったら、好きな時に来ていいよなんて、音緒さんに言えない。
環奈にだって、忘れるまで好きでいいよなんて、言える訳ないと思った。
「そうか。分かってくれた?やっぱり、尚太が選んだ人の事だけはあるわね。」
「そうですか?」
紗和子さんにそう言われると、なんだか嬉しい。
「尚太がうちに来た話をしたの、心ちゃんが初めてよ。」
「えっ!」
私は驚きと同時に、ジーンと胸が熱くなった。
尚太君に、”心だけ”って、言われた時と同じくらい。
「あの子、心ちゃんの話をする時は、とても幸せそうな顔をするの。そんな女の子、初めて。」
私の目に、熱いモノが溜まっていた。
「……私も尚太君が、初めてなんです。一緒にいて、こんなに幸せだと思える人は。」
その熱いモノが、頬を伝った。
そんな私を、紗和子さんは抱き寄せてくれた。
そうじゃなかったら、好きな時に来ていいよなんて、音緒さんに言えない。
環奈にだって、忘れるまで好きでいいよなんて、言える訳ないと思った。
「そうか。分かってくれた?やっぱり、尚太が選んだ人の事だけはあるわね。」
「そうですか?」
紗和子さんにそう言われると、なんだか嬉しい。
「尚太がうちに来た話をしたの、心ちゃんが初めてよ。」
「えっ!」
私は驚きと同時に、ジーンと胸が熱くなった。
尚太君に、”心だけ”って、言われた時と同じくらい。
「あの子、心ちゃんの話をする時は、とても幸せそうな顔をするの。そんな女の子、初めて。」
私の目に、熱いモノが溜まっていた。
「……私も尚太君が、初めてなんです。一緒にいて、こんなに幸せだと思える人は。」
その熱いモノが、頬を伝った。
そんな私を、紗和子さんは抱き寄せてくれた。